
先日、今年2月に病院機能評価を受審された東北地方のとある病院を訪問する機会を得た。審査までの準備期間は約1年を要したものと記憶している。(私が担当コンサルを努めさせていただいた)。訪問した際は、受審後5か月を経過したこともあって、既に認定書も届いており、真新しい認定書をこれから院内のどこに掲示するかを協議されているところであった。
お会いした院長、副院長、事務長、看護副部長(看護部長は所用のため不在)は、皆さん口を揃えて「機能評価を受審して院内が変わった気がする」と笑顔で表現されていたのが印象的だった。特に「院内の風通しが良くなったこと」が最大の改善効果だったとのこと。
また、受審準備の過程で部門内または部門間の協議・連絡・相談が目に見えて増加したが、今なおこの連携は継続的に機能しているとのこと。(財)日本医療機能評価機構が公表している受審病院アンケートによれば、受審目的の第一位は「職員の意識改革」であり、約9割(複数回答)を占めているという。この病院も、こういった受審の意義と達成感を実感されたものとつくづく感じたところである。
その後時間に余裕があったので病棟にも訪問させていただいた。準備期間中何度となく足を運んだ病棟。今日は慰労を兼ねて病棟師長さんに声を掛けてみた。「あれから受審前の状況に手戻りしたようなことはありませんか?」の問いに、その師長さんは胸を張って「皆きちんと決まりを守って仕事をしてくれてますよ。リキャップなんか一つもありません」と答えていただいた。現場の方々も仕事のやり易さや効率性の優先に走ることなく、医療安全や院内感染対策に十分に意を注がれていることがその師長さんのお顔から窺えた。
病棟を後にする際にも、「いつでもお出で下さいね」と明るい笑顔で見送っていただいた。


